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実は知らない? 内祝いの方法を徹底解説
結婚式を挙げる新郎新婦には、知っておくべき知識がたくさんあります。
当コラムでも、これまで招待状やお車代・引き出物のマナーについてご紹介してきました。
しかしその点、意外にも「内祝い」についての情報収集は見落とされがちです。
そこで本記事では、内祝いの方法や相場・マナーについて徹底解説します。
内祝いの基本的ルールを再確認
そもそも「内祝い」とは、結婚や出産などおめでたいことがあった記念に贈り物をする文化です。
現代では、主にお祝いをくださった方々にお返しを贈ることを指します。
内祝いの基本的ルールは、大きく分けて三つ。
- 挙式後一ヶ月以内に贈ること
- 縁起の悪いもの(刃物)などは避けること
- 熨斗紙をかけること
内祝いを渡すときは、お祝いをくださった方のもとに直接うかがうのがベストです。
ただし相手が遠方に住んでいる場合や多忙な場合、また時節柄直接顔を合わせるのが難しい場合などは郵送でも構いません。
郵送する場合は、事前にいつごろ内祝いが届くかを相手に連絡し、かならずお礼状を添えるようにしましょう。
お礼状については手書きのものも素敵ですが、最近はギフトと一緒にお礼状を用意してくれるサービスもあります。
お礼状を書くのが苦手な方はそういったサービスを利用したり、印刷されているお礼状に一言だけ直筆のメッセージを添えたりするのもおすすめです。
内祝いの品は、食品や食器・カタログギフトなどが一般的です。
ただし食器は「割れもの」であり縁起が悪いとして避ける方もいます。
内祝いのマナーは地域によっても違いますから、悩んだときにはウェディングプランナーに相談することをおすすめします。
喜ばれる品は結婚式の引き出物に似ている傾向がありますが、相手の好みや家族構成に合わせて選ぶことができたらより一層感謝を伝えることができるでしょう。
内祝いの相場はいただいた額の半分~1/3
内祝いは低額すぎると失礼にあたりますし、高額すぎても相手に気を使わせてしまいます。
一般的に失礼でないとされる内祝いの相場は、いただいたお祝いの半額から1/3。
友人グループなどから連名でもらった場合には、もらった額をグループの人数で割った半額がひとりあたりの金額になります。
その場合個包装のお菓子を用意するなど、内祝いが全員にいきわたるように気を付けてください。
結婚式前後はなにかと多忙ですが、お祝いをいただいたときにくださった方のお名前・日付・品名・金額・住所をメモしリストアップしておきましょう。
リストは内祝いを選ぶときに便利なだけでなく、贈り忘れを防ぐのにも有効です。
高額のお祝いを貰ったら?
上司など目上の方は、なにかとお金がかかる新生活のことを見越してすこし多めにご祝儀を包んでくださる場合があります。
その場合は無理に半額の内祝いを用意せずとも、1/3程度の額のもので大丈夫。
きちんとお礼を伝え、ご祝儀は新生活に活かしましょう。
また親族からのご祝儀やお祝いも、高額なものになることがあります。
この場合も、無理に半額・1/3額のものを返さなければ……と金額を気にする必要はありません。
あくまで自分たちにとって無理のない範囲の品を選び、きちんとお礼を伝えましょう。
特によく知っている上司・親族が相手なら、相手の趣味や家族構成に合った内祝いを選ぶことができると素敵です。
まとめ
結婚式の準備に追われている最中は、内祝いについて考える余裕はなかなかないかもしれません。
しかしたくさんの方に祝福された結婚なら、祝福してくださった方にお礼をするのが大人のマナーというもの。
きちんと内祝いをお返しすることで、お祝いを寄せてくださった方にとっても後味のいい結婚式になります。
内祝いの機会をしっかりと活用して、ふたりの門出を祝ってくださった方々に感謝を伝えましょう。